そういう風にしちゃうんですか…
SNS、まぁツイッターなのですが、そこのトレンドで『 有休削減 』とあったので、何かな? と思ったら、日本郵政のお話でした。ちょっとこの話題の少し前の話になりますが、私は一昨年かと思っていたのですが、2020年の話になるんですね。非正規の方達が正規社員との不合理な格差の是正を求め裁判を起こし、最高裁で格差があるという判決が出て、格差の是正を会社側はすることになったようですが、3年半経った今春の会社の格差是正の回答が、正社員の休暇を減らしてその分 ( ? ) 、非正規の休暇を増やすというものなのですね。
SNSで見たニュースでは、ライブドアニュース、ヤフーニュース、朝日新聞の記事がありました。写真は全部日本郵便の看板の写真ですが…。
民営化した際にゆうちょ銀行、かんぽ生命などとは会社を分割された日本郵便、日本郵政ですが、銀行や保険と違い年末年始の休みもなく、大手企業ではお盆の季節にあるお盆休みなどもないので、お正月休みやお盆休みのような休みとして、夏と冬に代替の休みとして通常の有給休暇とは別にそれぞれ 3日ずつ有給休暇が付与されていたのですが、それがいままで正規社員のみに付与されていたのが、非正規社員が夏と冬に休暇を 1日ずつ付与される変わりに正規社員が夏と冬の休暇を 1日ずつにされるということですよね? パッと見ると、正規社員の有給休暇を 1日減らして非正規雇用の有給休暇が 1日増えるみたいに勘違いしてしまいそうですが、正規社員の有給休暇を 2日減らして非正規社員の有給休暇を 1日作るというもので、非正規の割合が 3分の 2いるってことなんですかね? まだ半数以上は正規社員だったと思いますので、トータルで有給休暇の日数をまんまと減らしましたね。
ちなみに、いまのところ必ずしも決定ではなく、労働組合の全国大会で了承されれば決定するようですね。まぁ、この流れからいってまぁ、決定でしょうね。
ちなみに今年は物価上昇もあって各企業で基本給アップを発表していて、日本郵政もベースアップを発表していたようですが、この休暇を減らす代わりに 給与に 3,200円を上乗せするということだそうで、その前倒し的にベースアップしたということみたいですね。そう考えると実際にはベースアップしてないのかな?
ちなみに、最後にちょっと書くと。2020年の最高裁で判決を勝ち取った方々は、今回会社側の有給休暇を削減する提案を受け入れた労働組合とは違う労働組合に所属している方々ですね。その方々からしたら、何で他の労組との合意で…って、複雑な心境でしょうね。いまの国会でもそうですが、結局過半数を牛耳っていると数の暴利がまかり通ってしまうんですよね…。
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